2日間にわたって行ったAonA in Hamamatsu2010@ザザシティ
に出店者として、賑やかにしてくれた藤戸幸次さんが天に召されたことをこの場を借りてお伝えしたいと思います。
藤戸幸次さんという方はもともと北海道の方で、昨年ぐらいから静岡に移住し森町で暮らしていたそうです。
このイベントには、他の出店者(遊楽民)さんの紹介で出店してくれました。
初めの印象は、優しそうな方で、でも握手をした瞬間手がごつごつしてて職人だな。と思いました。
そう、藤戸さんはアイヌの木彫り職人の方で、色んなアイヌ民族独特の模様が入ったアクセサリーなんかを販売していました。
2日間とも出店されたのですが、残念ながら売れ行きは良くなかったそうです。
でも、スタッフには「物が売れる云々ではなく、こんな賑やかなイベントに参加できるだけでうれしい」
とおっしゃってくれたそうです。
そしてお店の位置が「ライブが間近で見れる特等席でとても楽しい」
ともおっしゃっていたそうです。
その言葉を聞き、なんて素敵な人なんだ!
本当に出店してくれてよかった。
お会い出来てよかったと思いました。
ですが、もうお話も出来ません。
打ち上げには是非来て欲しかった。
自分の職柄的にも色んな話もしたかった。
とても悔やみます。
ステージに水をまいていた時に藤戸さんが顔や足に水をかけ、気持ちよさそうにしていた顔がとても印象的でした。
北海道の方なので暑いのは苦手なのでしょうね。
今は、ご家族が遺骨を引き取りに来て生まれ育った地へ帰っていかれました。
人はくる時が来たら行かなければなりません。
その日まで、自分が納得できる人生を歩んで生きたいと思います。
藤戸幸次さんのご冥福を心よりお祈りいたします。
AonA in Hamamatsu実行委員会スタッフ一同